睡眠の質を上げる方法

睡眠

良い睡眠は最高のパフォーマンスを生み出し、健康を支えるので、誰もが睡眠の質を上げたい

睡眠の質が良いというのは、寝つきが良いこと、深い睡眠がとれていること、途中で起きないこと、起きた時に疲れがなくスッキリしていることの4点で評価できます。良い睡眠のためにはいくつか抑えておくべきポイントがあり、睡眠の質を上げる方法を以下の6項目からアプローチしていきます。

睡眠は、主に2つの機構によって引き起こされると考えられています。それは、概日リズム機構とホメオスタシス機構です。
概日リズム機構とは、人間は一定のリズムを持って生活しており、一日のスケジュールの中に睡眠が組み込まれていると考える機構です。体内時計ですね。人は昼行性の動物なので、朝になると起き、夜になると眠る生活を昔から繰り返してきました。五感のうちで最も頼りになる視覚は、太陽が出ている昼間に最も働きます。逆に、夜は薄暗くなるため、行動しづらくなり、捕食される可能性も高まります。夜は行動よりも睡眠をとることでエネルギーの無駄遣いを避け、外敵から身を守ったほうが生存率が上がったのでしょう。
一方、ホメオスタシス機構とは、恒常性を維持しようとする機構です。怪我をすると修復しようと血が固まってかさぶたになります。血の流出をストップさせ、皮膚の修復を行うのです。睡眠においても元の状態に戻そうとする機構が働きます。体を動かすと筋肉痛が起こり、疲労感が増し、眠気を感じます。それを回復させるのが睡眠です。
つまり睡眠において大切なことは、一日のリズムをできるだけ崩さないことと身体的疲労をためることの2つなのです。この2つが出来れば眠ることができるのですが、現代社会ではそうもいきません。いきなり急ぎの仕事が入ったり、ストレスが過度にかかったり、食事の誘いがあったりとリズムを崩す出来事が満載です。そして、現代は昔の仕事に比べて、身体的疲労よりも精神的疲労(ストレス)の多い仕事が多く、眠れない原因になります。ワクワクするような出来事でもリズムは崩れます。ゲームのイベントがあったり、友達といつでもどこでもすぐに連絡が取れるSNSで遅くまでやり取りしたり、夜でも明るくコンビニは24時間営業。このように、昔にはなかった眠らせない環境が現代にはあります。睡眠の邪魔をするストレスや現代の環境をできる限り取り除き、食品の力も借りながら体の機構をうまく利用して睡眠の質を上げる方法を記載しています。

うつ病患者は、よく不眠にもなります。不眠は精神的な落ち込みを引き起こします。自殺者が増加している現代において、よく眠れる人を増やすことは自殺者を減らすことになると考えています。

あなたにも実践してもらい、よく眠れるようになったと言っていただければとても嬉しいことです。

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