寝具に必要とされる条件とは
寝具と睡眠という研究論文を引用・参考にしています。
- 寝返りがしやすい
- 自然な寝姿勢が保てる
- 入眠時の姿勢で心地良い
- 心理的な安心感を得られる
これら4項目を満たすことがあなたに合った寝具です。
1つ目と2つ目の「寝返りがしやすい」と「自然な寝姿勢が保てる」は、身体的な要求です。一方、3つ目と4つ目の「入眠時の姿勢で心地良い」と「心理的な安心感を得られる」は心理的な要求になっています。
寝返りがしやすい
寝返りがしやすいとは、力を入れずに楽に寝返りができることと、寝返りしたときに痛い箇所がないことと考えられます。寝返りには睡眠にとって以下のような重要な役目があります。
- 睡眠段階を移行させるスイッチ
- 血液の循環パターンの変化を促す
- 体温や寝床内気候の調節
睡眠時に寝返りについて自覚がないことは良いことです。体が痛くなって、寝返りするために睡眠が浅くなっているのであれば、現在使用している布団やベッドはあなたに合った寝具とは言えません。また、寝具の幅については70cm以下で睡眠が妨害されます。少なくとも肩幅の2.5倍は必要です。また寝返りのしやすさは寝具の硬さにも関係していると言われています。柔らかすぎると腰や肩が沈み込み、硬すぎると体の一部分にのみ体重がかかってしまいます。仰向けで寝た時に、腰が浮くような寝具は硬すぎるでしょう。
睡眠には浅い睡眠であるレム睡眠と深い睡眠であるノンレム睡眠があり、ノンレム睡眠はさらに4段階に分類されています。その中でも段階3と段階4は徐波睡眠と呼ばれ、最も深い睡眠となります。そして寝返りは睡眠段階3あるいは睡眠段階4の終了時や、ノンレム睡眠からレム睡眠への移行時、レム睡眠の終了時に発生することから睡眠段階を移行させるスイッチのような役割があると考えられています。
寝返りせずに同じ姿勢でいると接触による圧力のかかっている部位の血液循環が悪くなったり、重力のかかり方が一定であるため、身体の一定の部位に血液が滞留しやすくなると考えられています。自分で寝返りできない患者を同じ姿勢のまま放置しておくと床ずれが生じます。どんな良いマットレスで寝かせても定期的に体位変換させないと床ずれは発生しますので、寝返りは必要なのです。
また、寝返りは、寝具の中に対流を発生させ、寝具の中の温度や湿度を調節しています。発汗には体温を調節する作用がありますが、寝具と接触している部位は発汗が抑制されるため、体全体の発汗をコントロールするために寝返りは必要です。
自然な寝姿勢が保てる
仰向けの姿勢で体に違和感のない状態であることが必要です。なぜなら、睡眠時間の7割を仰向けで寝ているからです。首や肩、腰に違和感がないか、呼吸はしやすいかを確かめることが大切です。
入眠時の姿勢で心地良い
寝具に寝てみた時に違和感がないことは重要です。なぜなら、寝つきにかかわるからです。心地よいと感じる寝具や入眠時の姿勢は人によって異なります。
心理的な安心感を得られる
入眠は頑張って出来るものではありません。そのため、意識しない状態で、心理的に安心感があることがスムーズな入眠を促します。
各々に合わせることができる寝具
十分な広さ(最低でも肩幅の2.5倍)があり、硬さも調整できる寝具がおすすめです。そのため、実際に試してみないと合うかどうかはわかりません。そこで試してみるという手があります。
以下は3カ月使用して気に入らなければどんな理由でも返品できるというものです。また、バイクで運べる時ほど小型に圧縮しているので、どのような部屋でも使用できます。三つ折りタイプで片付けにも幅は取りません。まず試すことです。あなたに合った寝具情報が手に入りますよ。
90日試して返品できる高反発マットレス【エイプマンパッド】
120日間の返金返品保障があるマットレスもあります。寝返りを重要視したマットレスです。使用しているコイルの数が多く、体圧分散に優れています。体圧分散に優れている寝具は血行を良くし、肩こりなどの症状も良くなります。もちろん睡眠の質もアップします。
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