日中の活動が睡眠の良し悪しを決める
日中の活動と睡眠は光と闇のように表裏一体で対になっています。光がないと影を認識できません。疲れたならば眠り、体力と頭を休ませ回復させなければ、動くことも考えることも中途半端になってしまいます。深く眠るためにはある程度疲労がなくてはなりません。それは波のように深く眠れば高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。逆に、休日に目が覚めてから一日中動かずにゴロゴロしている人がその夜に深く眠れるでしょうか?活動量が少ない人の睡眠は、深い良質なものでなくてもよいと考えることができます。回復の必要性がありませんから。そのため、運動は絶対に必要です。このように元の状態に戻そうという機構を恒常性維持機構-ホメオスタシス機構と言います。
しかし、現代は昔に比べて働き方が変わりました。体を十分に使った肉体仕事をする人の割合が減り、デスクワークをする人の割合が増え、ストレスという精神疲労のほうが問題になっています。さらに今後は、AIによってもっと仕事内容が変化していくというではありませんか。一週間に5日間忙しくデスクワークをしている人に平日に運動しろと言っても限界があります。そこで、睡眠のもう一つの機構である概日リズムをできるだけ利用することが睡眠の質を上げることに繋がります。概日リズムとは体内時計のことで、朝は起き、夜は寝るというリズムを作っているのです。
では、どのような活動が睡眠の質を上げることになるのでしょうか。
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